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路面下空洞調査

路面下空洞調査

平成25年9月定例会(本会議)-9月27日

◆17番(弘瀬源悟)
道路陥没の防止についてお尋ねします。今月4日、すこやかプラザ横の歩道で穴があき、市民が転落するという人身事故が発生し、その原因は下水道管の老朽化との報告がありました。この事故に先立つ本年6月30日の夕刻、ある市民から、桜の町1丁目の府道路面がへこんでいるとの電話がありました。私は早速、池田土木事務所に通報し、業者による緊急点検の結果、車道の路面下に縦横約1メートル、深さ約1.2メートルの大きな空洞が見つかりました。現場は路線バスを含む多くの車両が通行する場所で、路面に穴があけば、大きな事故につながる危険性がありました。その後の調査の結果、路面下空洞の原因は下水道管であることが判明しました。この事故について、上下水道局における現場の確認状況と推定原因などをお聞かせください。あわせて、下水道管が原因と見られる道路陥没事例がほかにあれば、お聞かせください。
 1問目を終わります。

◎上下水道局経営部長(南治孝)
 道路陥没についてお答えいたします。
 1点目の6月30日に府道豊中亀岡線、桜の町1丁目3番地先の車道部分で発生した陥没事故についてでございますが、翌日大阪府池田土木事務所から下水道施設の調査を行うよう依頼があり、直ちに調査を行いました。調査結果ですが、マンホールの壁と内径600ミリメートルの下水道管の接合部分で老朽化が原因と思われるすき間が発生し、そのすき間からマンホール周りの土砂が流出し、車道近くに空洞が発生しておりました。この施設は昭和48年度に設置し、40年が経過したものでございます。
 次に、下水道が原因と考えられる陥没事例は平成24年度は私道も含め63件ございましたので、よろしくお願いします。

◆17番(弘瀬源悟) 2問目を行います。
 下水道管に起因する道路陥没が1年間で60件以上発生している事実は見過ごせません。東京都建設局のレポートによれば、道路陥没に至る路面下空洞の発生原因の約3割が下水道管の破損とのことです。豊中市では下水道管の長寿命化計画において、古い下水道管を対象としてカメラ等による管路調査を実施しておりますが、路面下空洞を見つける視点を持ってこの調査を行えば、道路陥没の防止にも有効ではないかと考えます。見解をお聞かせください。
 2問目を終わります。

◎上下水道局経営部長(南治孝)
 豊中市下水道管路長寿命化計画の策定に伴い、敷設後40年が経過する下水道管については、管口カメラもしくは潜行目視による調査を行いました。また、それ以降に設置された下水道管についても順次調査を行っていく予定としております。これらの調査は下水道管やマンホールの腐食、破損はもちろんのこと、土砂の堆積状況も確認することから、道路陥没の防止にもつながり、経年劣化が予測される全ての下水道管を調査しますので、市道はもちろん、府道等についても状況の把握が行えますので、よろしくお願いいたします。

◆17番(弘瀬源悟)
 意見・要望を申し上げます。先月下旬、マイクロ波による路面下空洞調査技術を持った業者が豊中市内の幹線道路を自主的に調査走行し、国道423号線の新千里南町付近で大きな空洞を発見しました。そして、先週金曜日に、道路管理者立会いのもとで路面に小さな穴をあけて小型カメラで空洞を確認し、同日夜には道路管理者において補修を行いましたが、この空洞の発生原因は下水道管ではないことが確認されました。したがって、道路陥没防止には下水道管の調査が有効ですが、万全ではありません。昨日、都市基盤部長から、来年度以降速やかに試験的に空洞調査に取り組む考えが示されましたが、上下水道局においても、道路管理者とともに早急に陥没事故防止をめざすプロジェクトチームの設置を提案します。公明党は防災・減災の観点から、全国的に道路陥没防止対策を推進しており、東京都をはじめ複数の自治体で路面下の空洞調査業務を民間業者に委託し、一定の成果を上げております。この業務は国の防災安全交付金の対象になりますので、豊中市においても積極的な検討を要望し、この質問を終わります。

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